管理は信頼関係の上に成り立つ

　報・連・相は部下に求めるだけではいけない。マネージャーも普段から部下と積極的に報・連・相を心がけて欲しい。
　会社の方針や仕組みが変更された場合など結果だけを伝えるのではなく、その意図を正確に伝えるという大きな事から、行動予定が変更されたら部門に連絡を入れるという小さなことまで範を示して欲しい。
　部下に中間報告を求めるなら、自らも中間報告を行なう事が必要だ。
　往々にして、大きなことは成すが、小さな連絡を軽視する場合が少なくないように思う。部下は上司が見ているよりも自分たちの事を良く見ているものだ。
　何気ない小さな事を大切に出来なければ部下の信頼を得る事は難しい。管理とは立場だけで行なえるものではない。そこには信頼関係が必要なのである。
　大きな事を成す前に、当たり前の事を当たり前に行なおう。信頼関係の下にチームは力を発揮するのである。