長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

東北地方太平洋沖地震とマディの帰国

 今回の東北関東大震災で発生した福島第一原発事故は世界各国にも大きな影響を及ぼしている。ドイツとスイスは日本に在住している自国民に対して即座に国外退去を指示したようだ。
 また、米国政府は原発事故発生地域から100km圏外への退避を指示していると言う。
 私たち金沢ロータリークラブが受け入れている交換学生にもこの地震は大きく影響した。現地のロータリークラブは日本にいる交換学生に帰国を促したようだ。最終的には交換学生本人と両親の間で話し合いが持たれた様だが、今朝マディーが帰国する事が決まった。
 帰国の日は明日3月19日と、とても急なスケジュールとなったが、国外からは今回の原発事故に関してはかなり厳しい目で見られている。
 マディーも残念がっていたようだが致し方ないことである。反面、仙台市にはホストファミリーと共に被災しながら、自らの意思で日本国内に留まりボランティア活動を決意した交換学生がいると聞く。
 本人の決意も凄いが、それを認めた両親の決断には頭が下がる思いだ。少なくとも日本の家族と共に過ごした8ヶ月間が彼女にそういう行動をさせたのだと思う。私は目頭が熱くなった。
 ただ、今朝留学生のお世話をしている菱機工業の北川社長はたぶん彼女を現地から救出し、帰国させることになるだろうとおっしゃっていた。何れにせよ、今回の災害は地震津波原子力事故と私たち日本人がかつて経験したことの無い大惨事である。
 インタビューに答えていた自衛官は『国家の一大事だ』と言った。『私たちが今できること』もとても大切なことだが、私たちは『私たちにしかできないこと』は何かを真剣に考え行動したいと思っている。
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