長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

エイリアンの侵略


 この時期なると、野原や道端に毒々しい黄色の花が咲いているのに気づかれるだろうか。これはセイタカアワダチソウといって外来種の雑草である。
 調べてみると北アメリカ原産で日本へやってきたのは明治末期のようである。南から北上してきたらしく、今では日本全土で見られる。見るからに毒々しいので私はあまり好きではないし、この花粉が花粉症を引き起こすと聞いたこともある。
 また、日本固有の在来種であるススキと競合し駆逐していくようだ。ススキには秋の風情がありススキを見て私たちは秋を感じる。セイタカアワダチソウなどを見ていても秋を感じる風情のカケラもない。
 最近、植物だけではなく魚類や哺乳類なども外来種によって日本の生態系が破壊され始めている。外来種は日本の在来種に比べても繁殖力が強くあっという間に広がってしまう。
 毎年登る白山の登山口にも外来種の種を持ち込まないよう、粘着シートが設置されている事からもその生命力の強さがわかる。何やら日本の政治経済に似ていると思うのは私だけではあるまい
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