長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

最良の消防車とはつくりやすい消防車ではない

 効率を高める事は製造業にとって避けて通る事は出来ない事柄のひとつである。確かにミクロの視点で見れば誠に正しい。
 しかし、効率を高める前提として私たちが大切にするものづくりの理念に沿い、目的を達成する事を忘れてはならない。
 これまで私たちの消防車づくりはどうあるべきかは幾度となくお話してきた。
 効率は目的を実現させた上で最大でなくてはならない。
 トヨタ自動車はある時期、現場がつくりやすい車が最良の車であると錯覚した時期があったと聞く。あのトヨタですら俯瞰的な視野を見失う事があるのだ。
 お金で解決するのではなく知恵で解決せよ。そこに、成長の機会がある。
 最良の消防車とはつくりやすい消防車ではなく、お客様の視点で最良である消防車なのである。
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