クレームに対してはイメージ力を働かせ対処せよ

　工業製品にはクレームはつきものだ。製造技術を練磨し、仕組みを構築してもそれをゼロに近づける事は出来てもゼロにする事は難しい。
　最も大切な事は発生しない様にする為の努力と発生した場合の対処である。特に注意しなくてはならないのは社内の事情を優先してはならないことである。
　日程が取れない、コストがかかる、会社の体面が・・・などと考える事はとんでもない間違いである。特に私たちが製造する車両は人命にかかわる現場で使用される。
　筒先を持つ消防職員が消火の為に室内侵入する場合は水が送られてくる事が大前提である。室内侵入している最中に水が遮断されれば、それは大きな事故に直結する事をイメージしなくてはならない。
　我々が製造する消防車両を信用して下さるからこそ活動が出来るのである。だとすれば問題が発生してはならないのだ。また、発生した場合はお客様の事情に合わせスピーディに対処せねばならない。
　それが『人の命を救う為に自分の命を懸ける人たちの為に』を実践することになるのである。