長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ものづくりの二極化

 最近、スーパーへ行くと、、値段が安く大量につくられているものの他に、こだわりの食材が並んでいる事に気づく。豆腐ひとつとってみても、一丁18円の絹ごし豆腐から250円もするものまで並んでいる。
 これは、野菜、果物や納豆の様な発酵食品も全ての食材にその傾向がある。また、WEBでもこだわりの食材がとても人気で高いものというよりは、ブランドストーリーがハッキリしているものから売り切れる傾向にあるようだ。
 また、この傾向は食品だけではなく、革製のバッグ、靴、衣料品にも同じ傾向が見て取れる。
 これはより良いものを食べたい、使いたいという日本人のこだわりがそうさせている様に思う。日本のものづくりは欧米化されるまでは、良いものを長く使うという文化の中で育ってきた。
 だからこそ、オーバークォリティといわれる程長持ちし、さらに壊れれば修理して使う事が出来たのである。
 以前、テレビ番組で家庭で使う笊や筆を直して使うシーンを見た事があるが、こんなものまで修理して使うのか、と思ったものである。
 昨日記した事に関連するかもしれないが、付加価値の高いものは人の手により生産され、そうではないものは標準化され、誰でもつくることが出来る仕組みの中で製造されるだろう。
 それは、自動化され、労働力は人間からその他の手段に置き換わる事は間違いないだろう。
 さて、私たちのものづくりはどちらに進むのか。それは私たちが市場に対してどの様なアプローチをするかにかかっている。市場に迎合するのではなく、お客さまに真摯に向き合い、お客様が求めるものづくりを実現させることに答えがあるのだ。
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