参戦の日
今朝の朝礼で、相談役が、今日は何の日か知っているか、と質問された。問いには、誰も答えることができなかった。
12月8日は、日本がハワイ真珠湾を攻撃し、第二次世界大戦に参戦した日だ。
それは、1939年9月1日ドイツ軍がポーランドに侵攻したのが始まりといわれている。それから、ソ連がポーランドに侵攻、バルト三国を併合し、戦線はヨーロッパ全土に広がった。
日本は1941年、前述したように真珠湾を攻撃し、アメリカも含めた世界大戦となったのである。
たぶん、戦争の話をしたかったわけではないと思う。開戦当時、彼は7歳、小学校へ上がったばかりだった。学校の校庭は畑になり、作物を作っていた。秋になれば、イナゴを取り、大きな窯で茹でて天日に干し、粉にして味噌汁の中に入れて食べたそうだ。
今、スーパーマーケットやコンビニエンスストアーに行けば、食糧にこと欠くことはなく、物があふれている。当時は、食べる物にも事欠いたのだ。
私たちは、68年間戦争をしなかった民族だ。戦争の悲惨さを誰よりも知っていたのだろう。それが、記憶から薄れてきていることは仕方がないことなのかもしれない。
昨今の、中国の海洋進出など、私たちの周りには一触即発のハザードが、沢山あるのも事実だ。また、大儀があるから戦争をしても良いということにはならいのも然りである。
平和があって、当たり前がある。当たり前が、当たり前と思った時に油断が生じるのだ。
常に残身をとり、生活したいものである。