長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

芸子さんのはなし

 先日、金沢ロータリークラブのクラブ協議会が、金沢市内の料亭で開催された時の話だ。
 金沢の三茶屋街の芸子さんと宴席の料理の話していると、『この料亭の花板さん(料理長のこと)はとても素晴らしいとおっしゃる。
 どうしてかと尋ねると、このお店の厨房の調理器具はピカピカで、お鍋は顔が映るくらい綺麗だと言う。
 それを見ていれば、料理が素晴らしい事は食べなくても分かるというのである。
 長い間、芸子をしていると、間違いなくそうなのだそうだ。
 ものづくりの現場でも、道具を大事にしている企業、そしてものづくりの現場の整理整頓が行き届いているところは、生み出される製品の品質は大体予測できるものだ。
 一事が万事、凡事徹底がなされていれば、当たり前のように品質を担保できるのである。
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