長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

本当に驚いた


 今日は、石川県消防設備協会で防災センターの視察に出かけた。視察先はお隣の富山県広域消防防災センターである。
 玄関には、非常に古い消防車が展示してあった。良く見ると、長野ポンプ製だった。何と27年前に納めた車両だった。防災センターで第二の人生を迎えられたことは、とても嬉しい事だ。
 さて、昨年の4月に完成したこの施設は、四つの機能を持っている。ひとつ目は防災センターとしての機能である。二つ目は、防災備蓄倉庫としての機能、三つ目は消防学校としての機能、四つ目は消防訓練所としての機能である。
 特に驚いたのは、訓練所としての機能だ。敷地には三つの訓練塔があり、屋内で実火災の消火訓練が出来る大規模な施設がある。摸擬の家屋を実際に燃やし、室内侵入訓練が出来る。
 現代では、予防消防が発達した事で、実火災がとても少なくなった。それは、何よりも良い事だが、反面、実戦経験が少なくなり、有事の際の対応力が低下してしまう。
 それを補うのが、訓練だ。それも高度な施設を利用した、高度な訓練が必要なのだ。
 現在、石川県にある施設は老朽化し、お世辞にも高度な訓練が出来るとは言えない。防災は市民が安心安全な暮らしをする際の基本である。その為に、消防官を育てる事は大切なことだ。
 私たちは防災に係わるものとして、強く石川県消防防災センターの建設を希望したい。
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