これから起きる事を予測する
2500mを越える高山帯では、天候が急変する事は少なくない。
登山をするという事は、どのような状況に陥っても、自らそれを切り抜けて生き延びなくてはならない。その為には、登山をするために必要な必要最低限の装備が必要である。
そして、これから何が起きるかを予測し、対処できるだけの準備をしておく事が求められる。
今回、奥大日を縦走中に中学生と小学生を連れた親子連れに出会った。暴風雨の中を子ども達はビニール合羽とスニーカーを履いて歩いていた。身体が濡れて、風に吹かれると一気に低体温症に陥る可能性が高くなる。
すなわち命にかかわるという事だ。危険を察知するにはイメージ力が必要だ。考えられる状況をイメージし準備を行う。イメージできなければ、状況によっては命を落とす事もあるのだ。
ビジネスも、ある意味では人生も同じなのではないだろうか。何時も考えていては疲れてしまうが、必要な時に、イメージし準備し、行動出来ればよいと思う。