消防戦術を変える
金沢市初となるALPASスーパーストラクチャー製のCDー1型消防ポンプ自動車が完成した。
この車両は、3トンベースの小型消防車専用シャシにGFRP製の1300リットル水槽を搭載したものだ。
これまで3トンベースシャシに700リットル以上の水を積水することは困難だった。私たちが昇華させたALPASスーパーストラクチャー(超軽量構造体技術)はそれを可能にした。
金沢市は戦災を受けていないため、旧市街地は狭隘地が多く5.5トン級の消防車両の運用が難しかった。しかし、3トンベースシャシならば狭隘地の奥深くまで進入し、火点に到達することができる。
消火栓に部署し、何本ものホースを延長しなくとも即消に対応できるのである。これは消防戦術を大きく変える可能性を提供することができるのだ。
新潟県糸魚川の大火、埼玉県のアスクルの倉庫火災など初期消火の重要性を再認識する火災が多発しているが、この技術が人命を救う一助になることを願っている。
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