長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

東京は春真っ盛り


 金沢では堅い桜のつぼみも、東京では満開を迎えている。雪が多かった年は、桜の開花が早いのだそうだ。
 寒い冬を乗り越えるため葉を落とし、桜はエネルギーを蓄えそして、春が来ると、蓄えた全エネルギーを使って、花を咲かせるのだ。
 桜には多くの種類があるが、その中でもソメイヨシノは日本各地に数多く見ることができる。そのルーツは、江戸時代に植木屋が交配して育てた一本の桜だった。
 その桜には『自家不和合性』という性質があり、ソメイヨシノ同士では交配できないのだ。また、他の桜と交配すると他の遺伝子が入るので、ソメイヨシノの様な優れた形質は受け継ぐことができない。
 その為、ソメイヨシノは人の手によってのみ接木や挿し木をして増やすことができるのである。したがって、ソメイヨシノの遺伝子は全て同じであり、環境が同じであれば一斉に咲くことになる。
 また桜にはもう一つ不思議な性質がある。それは、すべての仲間の花が開くまで散らないというのだ。
 日本らしさを一番表願している花は、と問われると桜という答えが一番多いのもそれが理由のひとつなのかもしれない。
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