長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

なぜ速さにこだわるのか


 山小屋でお酒を飲みながら語らうのは楽しいものだ。ちょっとお酒が入るとその人の人となりを垣間見ることができる。
 それぞれにとっての山があり、純粋に山に登る仲間と時間をともにするのはいろんな意味で刺激的だ。どのようなスタイルでも山を楽しむことが出来ればそれはそれで良いと思う。
 過日、閉山祭を終えて下山する時に後ろからドカドカと大きな音を立て転がるように下ってくる登山者に遭遇した。駆け下りていると言った方が当てはまるが、足元の石をガラガラと崩しても平気で下って行く。
 呆れてやり過ごしたが、場合によっては落石事故につながる可能性も大きい。
 山ではある程度のスピードは必要だと思う。ただし、それは単に移動スピードが速いというだけではなく、支点を確実に構築し、素早いロープワークで危険地帯を素速く移動するという意味も含まれている。
 どこそこを日帰りした、何時間でピストンしたということだけに価値をおかず、もう少しのんびりと山を楽しんでみたらどうだろう。
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