長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

お気に入り【その5】パタゴニアR2ジャケット


 冬の間、自宅にいる時は、朝起きてから夜寝るまで、そして布団の中でも一日着ているのがパタゴニア製のR2ジャケットである。
 もともと、冬山のミッドレイヤー(中間着)として購入した物であるが、あまりにも快適なので通常、自宅にいる時は必ず着ている。
 このパタゴニアR2ジャケット、何が快適なのかというと、
 1)先ずは暖かい。
 2)暖かいのに着ていて蒸れない。布団の中でもオーバーヒートしない。
 3)着ていないのかと思うほど、突っ張ったり、引っ掛ったりせずストレスフリーである。
 4)何といっても丈夫である。
 動物の『毛』からヒントを得たという長短の繊維を組み合わせた特殊なポーラテック素材はとても暖かく、非常に汗の抜けが良い為、全く蒸れ知らずである。
 立体縫製されたディテールやYジョイントの袖など、動きに対して引っ掛ったりしない。また、冬山だけではなく、夏山でも防寒着として重宝する。
 R2ジャケットは毎年少しずつ改良され、常に進化している。最初に購入したR2ジャケットはすでに8年が経過しており、何度も洗濯しているが全く問題ない。
 これほど、明確な目的を持ってデザインされ、そしてその目的を達成している製品はそうは見かけない。
 私はいつもパタゴニア製品を見ると創業者イヴォン・シュイナードの言葉を思い出す。『良いデザインとは最小のデザインである。』
 『使用目的に沿った機能に基づいてデザインを決定する。』というパタゴニアの工業デザインの指針は私たちに正しい方向性を示してくれる。
 往々にして、私たちは何故、この『かたち』にするのか、というひとつの目的を忘れて製品をデザインしてしまうことがある。
 特に消防車は人命に関わる大切な役割を果たしている。優先されるのはコストなのか、品質なのか、機能なのか。
 これは全てにおいて正しい。しかし、私たちはあえて、品質と機能を優先する。コストはそれを最も効率よく実現した結果である。
 私たちはこれからも『人の命を救うために自分の命を懸ける人たちのために』最高の製品を生み出す企業でありつづけたい。
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