ピッパの法則
私が東京で仕事をしていた時いつも口癖のように言っていた言葉がある。
『ピッパの法則』という言葉である。どういう意味かというと、字のとおり『ピッ』ときたら『パッ』と動くという意味である。当時、お世話になっていた経営者が教えてくれた言葉である。
この言葉はナポレオン・ヒルの成功哲学にまつわるのではないかと思う。
1908年秋、鉄鋼王カーネギーはナポレオン・ヒルを自宅に呼び、三日三晩人生の成功哲学について語った。そして、最後にこの哲学を体系化し、20年かけて成功哲学のプログラムを完成させるつもりは無いかと尋ねた。
その条件のひとつに金銭的な援助は一切しない、とナポレオン・ヒルはカーネギーから言われる。
この時ナポレオン・ヒルは29秒で『やる』と言う決断をくだしたのである。
『ピッ』というのは、人はいつもアンテナを張っていると、信号のように『ピッ』とヒントが来るもので、それを受けたら『パッ』と行動する。ということを言っている。
常に私たちの周りにはヒントが雨のように降り注いでいるが、殆どの人はそれをヒントと受け止めることができない。
『ピッ・ピッ・ピッ・ピッ・ピッ』と信号が来ているのに最後は『ピィ・・・』と無くなってしまう。
成功できる人はその信号を『パッ』と受け取り、ものにする。
とても、シンプルな言葉だが、自分でこれを口癖にして実践していた。金沢に帰ってきても常に『ピッパ』『ピッパ』といっていたような気がする。
しかし、人間というものは恐ろしいもので、いつの間にか、自分が口癖にしていた『ピッパの法則』を口に出さなくなり、今は頭の隅にはあったが実践していない。
今日、ある方とお話をしていて思い出した。これはきっと今の自分に必要なことだから思い出させてくれたのだと思う。 今日この瞬間から『ピッパの法則』を実践してみよう。
- 作者: ナポレオン・ヒル,田辺希久子
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