長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

奥能登の春


 今日は朝早くに金沢を出発し、奥能登方面に向かった。奥能登は創業当初からお世話になっている古くからのお客様がいらっしゃる地域である。
 今回、消防人生を全うし、退職される職員の皆さんに最後のご挨拶をさせて頂いた。皆さんそれぞれ消防人生38年〜42年と一生を消防に捧げた方々ばかりである。そんな皆さんなので、お話しをているとこれまでの事が思い出されるのか、溢れる様に思い出話が出てくるのである。
 辛いことも、楽しいこともあっただろうけれど、成し遂げたという思いからか、皆さん爽快な顔をされていた。そして、異口同音に皆さん仰られるのは『周りの皆さんに支えたれた。それがなければ成し遂げられなかった』という言葉である。
 きっと、その瞬間を迎えた時にその思いで、いっぱいになるのだろう。本当にお世話になった事を心から御礼申し上げ、第二の人生が有意義なものとなる様、ご祈念申し上げたい。

 奥能登も長い冬から、春を迎えようとしている。道端にふきのとうが沢山顔を出していた。能登地震で大きな被害を受けた門前地区もその傷跡がもう分からない位、きれいになった。
 曹洞宗総持寺も元通りだ。時の経過は傷を癒すが、そこには明確な意思を持った人の存在と係わりが必ずあるのである。
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