長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

点と点を繋ぐ(学生諸君へ)

 学生の頃はやっている事が後にどの様に役立つか全く理解も出来なかった。何故勉強をするのかという問いにも『勉強は学生の本分』などというひとことで済まされてしまっていた。
 社会人になって様々な事を学んだが、それらも、一つひとつが点でしかなかった。様々な事が一つひとつの点として存在し、それが将来どう繋がるかは誰にもわからない。
 ただ一つ言える事は繋ぐ為の点の数が多い程、多くのパターンで繋がりやすいという事だろう。それら、一つひとつは人との出会いの数であり、勉強の数であり、そして自分が挑んだ事の数である。だから、学生の今、何事にも挑戦し一生懸命努力して欲しいのだ。点の数を増やしてみよう。
 スティージョブズは『未来に先回りして点と点を繋げる事は出来ない。君たちにできるのは過去を振り返って繋げる事だけだ。だから、点と点が何時か何らかのかたちで繋がると信じなくてはならない』と言った。
 人とひととを点と考えれば、全ての人と繋がっていると最近考える。アフリカの人ともアメリカの人ともユーロ圏の人ともイスラムの人ともである。
 その関係を繋ぐのは、ビジネスかもしれない、ボランティアかもしれない、はたまた旅行かもしれない。そこには点と点を繋ぐなんらかの媒体が存在する。
 そしてそれは、自分の想いと実行力に支えられる。人は求めた時、それに必要な人間関係が浮かび上がり、その点と点を結んでくれる。その基本になるものは何か。それは人としての誠実さ、優しさ、凡事を徹底する心の強さだ。
 多くの点を持つ為に学ぼう。それをつなげる為の人間性を養おう。殆どの社会人は知らないうちにそれを実体験しているが気づかない事が多いのである。
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