長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

式年造替


 春日大社は、今から1300年前、日本の国の安泰と国民の幸せを願い造営された。
 現在は、世界遺産に登録されている。この春日大社は、二十年に一度、式年造替(しきねんぞうたい)という儀式が行われる。
 式年造替は、神々様が集まる神殿や御神宝を造り替える。この儀式は、日本古来の信仰に基づいて行われることもそうだが、二十年ごとに、それを造り替えることから、日本古来の建築技術を連綿と受け継ぐこともできるのだ。
 日本の建築技術は、西洋のそれとは異なり、釘一本も使わず、木組みという技術で木と木を繋ぐ。
 日本の高温多湿の気候では、釘や金具を使うと、そこから木が腐り、何千年もの時を超えて、建物を現在に残すことはできない。
 その技術を継承するのは、このような、儀式が連綿と受け継がれてきたからである。
 平成27、28年は、第60回の式年造替が行われることから、普段は見ることができない、国宝御本殿を見ることができる。
 これは、一見の価値有りである。機会があれば是非お出かけになることをお勧めしたい。
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