長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

タイ国からのお客様


 ドイツの消防車メーカーZieglerでのミーティングで彼らに出会ったのは、かれこれ三年前になる。
 当時、難燃性GFRPモノコックボディの開発に着手し、迷路に迷い込んでいた。通常、GFRPボディは、生産型をつくれば簡単にできるが、それでは画一的なモノづくりになってしまい、お客様のご要望に沿う事が難しくなる。
 技術的に、壁にブチ当たっていたのだ。その時、思い出したのがZieglerのミーティングで出会った、彼らだった。ともかく、可能性を全て潰す覚悟で、タイ国に出向いた。
 そして、彼らがGFRPモノコックボディをすでに完成させていたことに、驚いてしまったのである。そして、難燃性素材の開発と、強度を担保し、かつ根拠を持たせるため、FEM(有限要素法)で構造解析を行いGFRPモノコックボディを完成させた。
 今日は、タイ国から、お客様をお迎えし、プロトタイプを製造するにあたり発生した問題点を、整理しさらにブラッシュアップするためにミーティングを行った。
 問題点を明らかにし、真摯に改善することで、さらに使いやすく、そして、品質を改善することができる。
 今後、ボディの軽量化は加速するだろう。いや、これに取り組まねば生き残ることはできない。
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