長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

それは技!

 消防車の心臓部であるポンプユニットは、職人の技で支えられている。
 キュッポラの街といわれた埼玉県川口市は現在では、それは影を潜めてしまった。
 多くの鋳造工場の生産は、中国に取って代わられてしまったのである。
 ポンプユニットの鋳造方法は真空鋳造で行われ、ドロドロに溶けた砲金を型に流し込んでつくられる。
 成型型はどこで作ってもある程度の品質を担保することはできるが、鋳物の出来の良し悪しは、型に湯を流し込む時のタイミング、スピード、湯の温度など人の感覚による場合が多い。
 昨今では、値段は安価だが品質が担保されないものが増えてきた。丁度良いタイミングを感覚で計ることができる熟練工が極端に減ってきたこともその原因だろう。
 確かに、今の若い人たちにとっては厳しい仕事なのかもしれないが、そこには職人の技が連綿と受け継がれているのである。
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