長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

小倉一郎君

 彼との出会いは、かれこれ9年前になる。私が当時金沢青年会議所の会員拡大委員長を勤めさせて頂いた時、初めて彼の会社を訪問した時のことである。
 当時、彼は30歳になったばかりであったと思う。最初の印象は『斜に構えた』感じの青年であった。確か、『入会手続きは総務の担当者がしますから』と言ってさっさといなくなってしまった。

 入会審査の面接でも態度は同じで、当時の面接して頂いた副理事長から『しっかり指導する様に』と言われた記憶がある。
 しかし、お付き合いして見るととても『シャイ』ですばらしい青年だった。そんな彼も、金沢青年会議所の要職に就かれ、成長された。
 そして、昨年の二月に北菱電興株式会社代表取締役に就任された。(中央が小倉一郎社長、右側は田井屋の田井徳太郎社長)
 今日は彼の社長就任を激励する会が金沢青年会議所の仲間たち。(現役メンバー、シニア(OB)メンバー)によってニューグランドホテルにて開催された
 私も社長に就任した時のことを思い出す。私は創業者ではない。家業で父が会社を経営していたから会社を継承できた。(本来ならば会社は公器であり、世襲制が正しいかどうかは分からない。)実はここが、非常に難しいところなのである。
 また、知っているつもりで、見えているつもりで社長の目線から見えない物は沢山ある。会社は社長の性格がそのまま出るものである。会社の中の問題点は自分の性格が影響していることが多いかもしれない。
 原因は『自分にある』問題点は常に内在化(原因自分論)で考え人のせいにしてはならない。
 彼ならきっとすばらしい経営者になるだろう。僭越だがもう、あなた以上の意思決定をする人はいない。社業のご発展をお祈りしている。
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