長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

幼児性の強い大人

 通常、自分で自分をコントロールできている間は、まことに物分りが良く、社会人としての立ち振る舞いも申し分ないが一旦、自分の思った通りに物事が運ばなかったり、自分が強く求めていることが叶わなかったりすると、強力な幼児性を発揮する大人が少なくない。
 こんな時は人の言葉尻を取って文句を言ったり、過去のことをほじくり返し、もう変えようのない事柄を持ち出して人を攻めたりして暴れる。
 たぶんその様な人の場合は、これまでも同じように暴れてきた時、周りがとりつくろい、最後は自分のプライドを守ってきたのだろう。
 だから、周りが動いてとりつくろってくれるまで周りを無視したり、責任を放棄したりする。
 このような状態に入ってしまうと、子どもと一緒でもう手がつけられない。また、そんな言葉を吐いているときの人相はまさしく意地の悪い形相になっているし、雰囲気や言動は大人とは思えない。
 大声をあげ平気で人を傷つける。そして究極は自分は悪くなく、周りが悪いと思っていることだ。これでは直るはずもない。
 最近このような非常に幼児性の強い大人が目に付く様になった。大きな原因は様々なストレスや実際に相手が悪いこともあるだろう。しかし、社会で生活する限りには大なり小なり、ストレスはあるし、人間完全ではないから必ず誤りはあるものだ。
 それを自らが律することができるから大人なのである。だから昔は『お互い様』という言葉が日常良く使われていたのだろう。
 最近、突然人を襲い、人の命を奪う事件が後をたたない。そしてその理由はまさしく原因他人論でものを考える考え方の癖を持っている幼児性の強い大人なのである。
 『因果の法則』原因があり結果がある。何気なくいった言葉が相手を傷つけていることに気づかず、相手が自分に対してとった態度に、また怒りを覚え『あいつが悪い、となる』このように連鎖のスタートの原因は自分がつくっていることに気づかなくては、話が先に進まない。
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