長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

批判からは何も生まれない〔その2〕

 最近の政局を見ていると、世の中の縮図のように見えてならない。何かというと批判から入る傾向がないだろうか。特にマスメディアはこの傾向が強いように感じる。
 何時の頃からこのような傾向になったのだろう。過去ニュースキャスターは私見を交えず事実を正確に伝えるのが仕事だった。しかし、ある民法の番組で一人のキャスターがそのタブーを破って私見を述べたのはもう何十年も前の話だ。
 そこからこのような傾向になったとは言わないが、若干の影響はあったに違いない。ニュース番組にはコメンテーターが必ずコメントを述べる様な構成になり、正しいことのように批判をする。
 一国の総理をコケおろし、批判をする。それが電波で繰り返し、繰り返し流される。この影響は計り知れないものだ。批判からは何も生まれない。問題を認識し、どうすれば良いかを議論しよう。
 原因自分論で考えれば解決策は必ず見えてくる。原因他人論は何も解決しない。自分が所属する組織の長を平然と批判することが正しい事のような報道は慎んで欲しい。
 それが当たり前になったとき、批判ばかりが飛び交う無責任な世の中になり下がってしまう。小さな組織から大きな組織までこの傾向は蔓延している様に思えてならない。
 世論をリードするのはマスコミの力が大きいことは紛れもない事実だ。今一度責任の重さを認識し、マスコミの皆さんの使命感に燃えた行動と報道に期待したい。
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