長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

血となり肉となる・・


 『食べたものは消化されて無くなるが、必ず血となり肉となっているもの』
 『教育とはそんなものだと思っています。』
 今日、石川県PTA地区別研究指定発表ならびに小松市PTA研究発表会の後、石川県P連の竪畑事務局長が仰った言葉である。
 妙に、心に残った。
 今日は日曜日だったが何時ものように起床して、地区別研究指定発表会に出席する為に小松ドームに向かう。途中かなり雨が強く会場に近づくにつれて強くなる感じだった。
 会場には小松市長、小松市教育長をはじめ沢山のご来賓の方々がお越しになられていた。素晴らしいなと思ったのは、小松市長が研究発表会の後、公務が十三ヶ所も入っていらっしゃったのにも係わらず、発表を『聞けるところまで聞いていきます。』と仰り、研究発表を頷きながら熱心にお聞きになり、メモを取られていたことだ。
 実際に単位PTAの現場のことを知ることで問題点を知り、それを教育の政策に生かすことが出来る。『教育への投資は最良の公共事業である』という言葉が心に残った。
 小松教育事務所管内の小中学校三校が発表した二年間の研究成果は多くの気づきを与えてくれた。問題の方向性は同じでも異なるアプローチはとても参考になった。
 その後の講師は子ども夢フォーラム代表の高木眞理子さんだった。チャイルドライン(18歳までの子どもたちの為の電話相談センター)を通じて子どもたちの話に耳を傾けることの重要性と、日常の子どもたちに接する姿勢についてお話をされ、その内容はかなり心にグサリ・グサリと突き刺さった。
 いじめられることもいじめることも許されることではないが、私たちはその行為に目を向けるのではなく、その背景にあるものを読み取らなくてはならない、というお話は私たちの企業の中でも全く同じことが言える。
 発生した問題点だけをつまんで解決しようとしても本当の解決には至らない。その問題が起こる背景を理解し、それを解決する必要がある。殆どの事は根っこが同じだ。
 教育のことも企業経営も問題意識を持ち学ぶことが出来れば全てはつながって来る。世の中は本当に上手く出来ている。
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