長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

GT-Rの開発費はスカイラインの半分??

 毎朝、楽しみにしているメールマガジンのひとつに『日経ビジネスONLINE』がある。豊富な話題から気づきを与えれくれることも少なくない。
 先日、送られてきた中にこんな見出しを見つけた。『時間、カネ、ヒトの余裕は組織と仕事を腐らせる』・・
 『その通りだ』と思い読み進めると、スカイラインGT−Rの開発責任者の水野氏のインタビュー記事が掲載されていた。
 『スカイラインGT−R』私たち昭和30年代に生まれた人間には特別な意味を持つ車である。その高性能から、よほど『時間、カネ、ヒト』を投入されて開発されているのだろうと思っていた。
 しかし、現実には投入された資源はスカイラインの半分だったそうである。水野氏は『時間がたっぷりある時は宿題は進まないでしょう』、時間がたっぷりあると言うことは『必要力』の認識が低いんですよ、と仰っておられた。
 確かに、私たちも限られたマンパワーの中で仕事を進めるとき、どうすれば効率良く仕事を進められるか工夫するものだ。人の動きを計算してともかく考える。
 だから、贅肉がそぎ落とされた効率の良い組織になる。現在、私たちの消防車製造チームは3人1チームだが、数年前は4人1チームだった。
 それを、3人1チームにするといった時、現場の反対にあった。しかし、現在では小型消防車ならば2人でも製造できるほど効率が上がった。
 これは『必要力』の認識が高まったからだと思う。○○の機関へ行くと部門によっては『???』と思うほど人がいらっしゃるが、この当たりに見えないムダが沢山存在しているのではないだろうか。
 民主党政権がムダ取りをやっておられるが、本来ならばここから手をつけることで緊張感と工夫が生まれると思うのだが・・・
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