長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

会議は議論の場である

 今度、開催される予定の外部会議の打ち合わせに会議事務局の担当者がお越しになられた。会議のアジェンダと会議資料を頂き、一通りの説明を受けた。
 会議がスムーズに進むように、周到な準備がなされており、シナリオ、議題に対する発言者まで記載されていた。さらに、発言者のシナリオまで準備されている念の入れようである。
 確かに、このまま進めて行けば会議はスムーズに何事もなく進行し終了するだろう。しかし、会議の目的は会議をスムーズに進める事ではない。そこで議論される議題は何か、そして議題に対して、如何に会議出席者の意見を引き出し集約し、目的を達成するかが大切である。
 その為には議論が欠かせない。確かにゼロベースの会議は収拾がつかなくなってしまいやすいので、案を示し、それに対して議論することが大切だが、会議全体のシナリオをあらかじめ描き会議をコントロールすると最初から着地が決まってしまい有効な案を引き出しにくくなる。
 会議は議論の場である。様々な意見を闘わせ、有効な方向へ答えを導く事が大切である。また、議論をすることでディベートのスキルも身につく。自らの意見を瞬間的にまとめ発表するスキルは大切である。
 また、議長はその場を仕切り、会議の目的に沿って議事進行を行う。議長には目的以外の議論に時間が費やされないように、会議全体を瞬間的に判断しながらコントロールするスキルが求められる。
 議論を恐れず自らの意見を示して欲しいものである。
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