子どもの正しい姿
今日、長野県を流れる川で子ども達が遊んでいるのが目に止まった。
数人で何かを一生懸命やっているので目を凝らして見ると、川原の石を探して川にむかって投げていた。それを見て子どもの頃の記憶が蘇ったのである。
当時は学校から帰ると直ぐに、ランドセルを玄関に投げてそのまま一目散に遊びに出掛けた。
近くには大きな沼があった。そこにはザリガニがたくさん生息していた。竹でできた竿にタコ糸を付け、その先にスルメイカをぶら下げて、何匹も釣り上げた。川原では平たい石を探して水切りをした。
水切りに向いた石は薄く、平たく、丸い事や川に対して小さな角度で投げると何度も繰り返し跳ねる事など自然に学んだように思う。
私たちが子どもの頃は自然の中での遊びから様々なことを学んだ。今では同じ部屋に集まって無言でゲームに興じる子ども達が少なくないと聞く。遊びは子供たちの社会性や知恵を育むのだ。
今日見た子ども達の姿が本来の正しい姿だと思ったのは私だけではあるまい。