長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

正しい方向に努力する

 子供の頃、一生懸命勉強しているのだが全く成績が良くない時期があった。翻ってみると多分勉強のやり方を分かっていなかった様に思う。
 いや、やり方と言うよりは先ず『このままではまずいな・・』と思っていなかったのだろう。それがスタートであり、思ってもいないのに幾らやり方を教えても全く効果は上がらないものだ。私にとっては子供心にこれではいけないと思ったことが始まりだったように思う。
 次は正しい方向に努力する事だ。間違いを正すだけの対処療法では同じ間違いを繰り返すだけである。そう思うと勉強も仕事も共通点がある。
 同じ問題が繰り返し派生している場合、殆どのケースが対処療法であり、根本の原因を突き止めていない。問題の本質を見極めていないのである。
 最前線の人たちは大変な思いをして対処するのだが、また同じ問題が繰り返される。努力をする方向が間違っているのである。発生した問題の対処は必要だが努力する方向は原因を突き止めること、再度発生しない様に仕組みで解決することである。
 口頭や精神論では暫くはなされるだろうが時間と共に忘れ去られ、同じ間違いを繰り返す事になる。どちらも使うエネルギーは同じだ。
 改善はマネージャーのリーダーシップにかかっている。チームが正しい方向に努力できるよう俯瞰的な視点を持ってリーダーシップを取ってくれる事を期待したい。
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