長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

伊勢エビとイセエビ

 今朝の早朝のフライトで無事タイから戻って来る事が出来た。タイでは様々なものを見聞きし、私たちの持っている価値観とは何だろう、と考えてしまったのである。
 さて、羽田から小松への機内で日本経済新聞に目を通していると、『伊勢エビとイセエビ』というコラムに目が留まった。
 このところの食品偽装で、バナメイが芝エビ、ブラックタイガーが車エビなど、次々に偽装が発覚し、表示とはどうあるべきかが話題になった。
 今年は、伊勢エビの価格が高騰し、値段は倍に跳ね上がっているそうである。これも、お正月のおせち料理に伊勢エビと表示をしたばかりに、本物の争奪戦になっている。
 それでは、これまで私たちが伊勢エビと思っていたものは果たして何なのだろう。コラムでは『南アフリカ産ミナミイセエビ』と呼ばれる種類だそうだ。日本の伊勢エビとは同じイセエビ科であるのだが、厳密にいえば伊勢エビとは異なる。ロブスターと言えば一般的だ。
 何が違うのかは味音痴の私には分からないが、問題は、お客様に正直に経営をして来なかった事だ。自分たちの屁理屈を言い訳にしているようでは、お客様の信頼を回復する事は難しい。
 実は、こんな事が、かたちを変えて私たちの企業の中に見え隠れする。『正しい事を正しく行う』これが経営の大原則だと思うのだが、皆さんは如何だろう。
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