長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

電波も届かない世界


 最近、2500m以上の高山帯でも携帯電話は繋がりやすくなったと聞くが、基本的に地上と同じ通信環境にはない。
 今回、二日間白山に登ってきたが、観光新道と砂防新道では通信環境が全く異なる事に気付く。比較的観光新道はdocomoが繋がりやすいが、砂防新道は殆んど繋がらない。
 登山では、事故があった場合、携帯電話で連絡して事なきを得たと言う話しも耳にする。確かに大きなコストがかかるのも理解できるが、登山者の安全を確保するひとつの手段として整備してくれれば有難い。
 さて、全く反対の事なので言っている事につじつまが合わないが、地上にいる時はインターネット環境の中の膨大な情報源の中で、生活をせざるを得ないが、全く通信環境が整っていない山岳地帯では、そのネットワークから遮断され、アナログの世界の中で生活する事も良いものだと思った。
 人間の五感は、大自然の中で研ぎ澄まされると感じた。一歩間違えば生命の危険すらある大自然の中で、五感をフルに働かせる必要に迫られる。
 そんな世界の中で生活するのもたまには良いものである。
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