長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

灯台もと暗し


 皆さんのご自宅には消火器が置いてあるだろうか。置いていない方はこの機会にぜひ置かれることをお勧めしたい。
 また、置いてある方はどこに置いてあるだろう。火の出やすい所、例えば台所のガスコンロの付近に置かれている方を見かけることがある。
 実はこの場所は消火器を置く場所としてはあまりよくない。何故なら、コンロから火が出たら、消火器を取りに行くことができないからでである。火災の輻射熱は想像以上に高温である。
 だから、消火器は火の出る可能性のある場所の反対側に置くのが正しい。
 意外とこんなことを知らない方が多いように思う。また、弊社の社員は単に、防災用品を販売するだけではなく、防災に関してのコンサルタントとしての能力が求められる。
 しかし、本当にこの様なことを社員教育として教えていただろうか。販売の方法や効率、数字の目標ばかりを求め、大切なことを伝えていなかったのではないだろうか。大いなる反省である。
 また、消火器を販売しながら弊社の社員全員がその使い方や構造を熟知しているのだろうか。私たちは知っていて当たり前と思い込んでいなかっただろうか。
 この数年、弊社には新入社員を含め中途入社の社員が多く入社してきている。彼らに長野ポンプの社員として、最低限知っておかなくてはならないスキルを伝えていなかったのではないか。先日ある方とお話していてふと思った。
 私たちは使命感と誇りを持ってこの仕事に取り組んでいく企業でありたい。その為には何が必要なのか、今一度、熟慮する必要がある。

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