長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

経営者とは、一歩先を照らし、二歩先を語り、三歩先を見つめるものだ

 私はもともとの専門分野は機械工学であり技術畑の出身である。したがって技術的な思考や専門分野には強いが、会社を経営する際に必要な会計思考が非常に弱いと感じる。
 弱いというより、自らの守備範囲には目が届くが、会計思考の重要性の認識が甘いと言わざるを得ない。
 現在の一部上場企業も最初から大企業であった訳ではなく、最初は私たちの様な中小企業だった。企業が大きく成長するには多くのファクターが絡み合うが、その中でも最も重要な位置づけを持つのが会計思考だろう。
 ユニクロも最初は中小零細企業だった。これを大企業まで成長させた基礎のひとつが会計思考であったと聞く。
 大きく成長する企業には必ず優秀な会計思考を持った経理担当者がいる。本田技研で言えば本田宗一郎と藤沢 武夫、パナソニックでは松下幸之助と高橋荒太郎だ。企業経営の原点は定性的な部分を言えば企業理念であり哲学である。
 これは不変であり、経営者にとってはひも解きやすい。
 そして、定量的な部分が会計思考であると言える。これは、ある意味とっつきにくく、この部分を横においてしまう傾向が中小零細企業の経営者には多いのかも知れない。私もその一人だ。
 私たちは様々な刺激を受けながら、それに屈するのではなく、それを成長の機会としてきた。今やるべきことはすべてにおいて基本を正す事だ。真の経営者になるためには、定性と定量の両方を見る目とそれを実現する為のメンターが不可欠だ。
『経営者とは、一歩先を照らし、二歩先を語り、三歩先を見つめるものだ。』・・藤沢武夫
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