価値判断基準を合わせる
トップとマネージャーの価値判断基準のブレは企業にとっては致命的である。
権限の移譲は単純に、権限だけを委譲しているのではなく価値判断基準が同じである事が前提条件である。だからこそ、相談、報告が必要なのだ。
権限を委譲しているという事は、何でも勝手にやって良い訳ではなく、事前の相談と報告が、価値判断基準をチューニングする為に大切な事なのである。
そして、何度も繰り返すうちに、価値判断基準が合って来る。本来なら、価値判断基準が合った人物を登用すべきなのだろうが、そうは行かない事の方が多いのかも知れない。
すべき事を、しかるべくタイミングで行う。指示は曖昧ではなく明確に出す。そして、相手の顔色を伺いながら仕事をするのではなく、正しい事を正しく行って欲しい。
組織運営に、ダブルスタンダードや例外をつくってはならないのである。