発生した問題を周知徹底する
まずは、問題が発生した時、それを正確に報告すると言う土壌ができている事が大前提である。
都合の悪い事を隠してしまう風土は、成長の機会を奪い、企業をより良くするという事を不可能にしてしまう。そこには、企業を良くする事が、お客様のご満足や、ひいては自分たちのライフスタイルの向上に繋がるというイメージができていない事に起因する。
確かに、人は失敗を咎められたくはないものだ。失敗を報告すれば褒められる風土が必要なのかも知れない。そこには、失敗は、人の問題ではなく仕組みの問題だという、認識が大切なのだ。
そこを、マネージメントレベルが再認識し、問題が発生した時は小さな事でも、漏れなく報告が上がってくる様に、仕組みを構築する必要がある。
そして、発生した問題を周知徹底し、水平展開する事で、改善が進み、全てをポジティブなルーティンで回す事ができる。
先ずは、人を責めず、問題の本質を突き止め、正確な報告が、当然の様に上がってくる企業風土を目指す事が大切なのである。