長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

歳を重ねるということ

 五十歳を過ぎてからの、時間が積み上がるスピードは、驚くほど早く感じる。
 今日で、54回目の歳を重ねることができた。間違いなく、これまで生きてきた時間と、残りの時間を天秤にかければ、残りの時間が上を向く。
 まだまだ、人生を振り返り、ノスタルジックに浸るには早いが、たまにはバックミラーを見ながら、これから走る道のりに間違いがないかを確認しながら人生の舵取りをしなくてはならない。
 今、公開中の映画『エヴェレスト神々の山嶺』で伝説のクライマー羽生丈二が、山に登り、疲れて動けなくなったら、足が動かなくなったら、手が効かなくなったら、口がきけなくなったら、目が見えなくなったら、最後は『思え・・・ありったけの心で思え!、想え!!』と叫ぶ。
 これは、何事も諦めたらそれで終わりだと語りかけているのだ。歳を重ねると、まあこれで良いか、と思うようになる事がある。
 歳をとるのは仕方がない事だ。しかし、精神が年老いたらそれで終わりだ。54回目の誕生日を迎え、まだまだ錆びないぞと心に思ったのである。
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