長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

選挙戦に思う

 今回の参議院選は、憲法改正の発議に必要な、国会議員の2/3を与党が獲得できるかに注目が集まった。
 日本は、戦後自らの手で憲法を変えることなく今日まで来た。その是非についてはここには述べないが、日本だけではなく、世界の中の日本として何が必要なのかを議論する良い機会だと考えている。
 日本は、間接民主制を取っており、私たちが選んだ代表によって国政が運営されている。民主主義の中で、その対極にあるのは、直接民主制だ。
 国民投票などの手法を使い、国民から直接意見を徴収し国の方向性を決める。過日、イギリスのEUからの離脱を決定した国民投票はまさしくこの手法だった。
 直接国民の意見を反映できる点では優れているが、ポピュリズムに陥りやすく、国民の総意が、結果として大きな過ちとなる可能性も否めない。
 ドイツでは、過去の反省から直接民主制を排除しているのもある意味で納得できる。
 間接民主制が国民の意識と乖離しないように政治を進めるためには、その前提として、国民とのコミュニケーションを密接に意見を徴収できる仕組みが必要だと思う。
 今の政治は、選挙戦の時だけお願いします、だが、日頃の情報収集があまりにも不足していると思うのは私だけではないだろう。
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