長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

小さな企業の大きな誠意

 味噌汁は私の好物のひとつで、おいしいお米と味噌汁があれば他のおかずは不要だ。炭水化物は太るもとだが、食べ過ぎてしまうのがいけない。
 飛騨の高山には味噌蔵が沢山あり、昔からの製法で味噌をつくっている。醤油も赤味噌から搾られて出来るもので、このお店のお醤油も香りが市販のものとは比べものにならない。
 したがって大量に生産が出来るはずも無く、お値段は少々張るが昔ながらの製法から添加物も含まれていないので安心して食べることが出来る。
 確かに、消費者の消費量に合わせて、製品を市場に送ることは企業のひとつの使命かもしれないが、品質を犠牲にしなくてはそれが出来ないのであればそれは企業の誠意とはいえないように思う。
 私たちは五月に消防設備の一部の連結送水管試験を専門にする会社を私たちが絶大な信頼を置くパートナーと立ち上げた。連結送水管は消防設備の中でも消防隊が活用する設備であるので、法に義務付けられていても積極的に維持管理が行われていない状況が散見される。
 特に耐圧検査の対象になる築10年を経過した物件は配管の老朽化から、耐圧試験の際のリスクも伴う。私たちはこの連結送水管設備の維持管理が法で定められてから、専用の試験車両を製造し、数々のノウハウを蓄積してきた。
 消防設備も人命を守るための大切な設備である。使命感と誇りを持ち仕事にあたらなくてはならない。しかし、市場では極端な低価格受注が散見され、また使命感を持った点検業務に、はるかに及ばない低レベルなものも見受けられる。
 今回立ち上げた私たちの企業は今はとても小さなものだが志は誰にも負けないくらい大きい。『小さな企業の大きな誠意』この言葉に負けない志を持つ企業に育てて行きたい。
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