長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ひとりごと

山の日

2016年8月11日に制定された山の日は今年で3年目を迎えた。今年はお盆も含めると6連休のところもあるのだろう。 昨今の登山ブームから多分山は人で溢れかえっているのでは無いだろうか。登山専門誌やSNSにより、様々なルートが紹介されているため容…

消防戦術に合わせる

未来の分団車コンセプトで私たちが市場に提案したのは1500リットルの水槽を積み、さらにポンプ車操法に対応できる車両だ。 1500リットルの水を積載できるのは、超軽量化技術GFRPスーパーモノコックストラクチャーがなせる技だ。 さらに、ポンプ車操…

『山に連れて行ってやるよ』という無責任

それは誰にでもあることだ。 『あそこなら行ったことがあるから連れて行くよ』『今度あの山に行くから、あなたも来ない?』 その言葉の裏には、相手の命を守る責任があるという言葉が隠れている。可能な限り私が責任を持つということに他ならない。 簡単に人…

蕎麦屋がうどんを売る

勘違いしないでほしい。お蕎麦やさんでうどんを出しているお店は少なくない。それがおかしいと言っているのではない。 お蕎麦専門店がお客様からうどんもおいたら・・蕎麦が美味しいからうどんも美味しいよといわれうどんをおく。 ある人は、こんなに蕎麦が…

広島原爆の日

73年前の今日、8月6日。広島に人類初の原子爆弾による攻撃が加えられた。この攻撃により広島市民35万人中、約16万人が投下から2〜4日の内に亡くなったといわれている。 連合国軍による国際法違反は明らかであり、民間人を無差別に殺傷した罪はアウ…

全ては宇宙の采配

本を整理して以前に読んだ本を手にとった。 『大事な事は、目に見えるものや、地上に出ているものではない』 木村秋則氏が作るりんごは『奇跡のりんご』と呼ばれる。二年経っても腐らず、水分が抜けて枯れていくだけである。 普通のりんごの木の根っこは数メ…

立場で仕事をする・立場で仕事をしない

立場で仕事をする、これはある意味で正しく、ある意味で正しくない。 立場で仕事をしない・・これもまたある意味で正しく、ある意味で正しくない。 立場で仕事をすることが正しいのは、与えられた立場にふさわしい姿勢、責任を持って仕事をすることである。 …

紙一重・・・

1979年8月16日、私は17歳の高校生だった。 甲子園球場で行われた第61回全国高等学校野球選手権大会は史上稀に見る死闘となった。石川代表星稜高校対和歌山代表箕島高校は、素晴らしいゲームを繰り広げ、延長18回激戦の末、箕島高校が栄冠を勝ち…

油断した・・

2011年に初めてタイを訪れてもう何度この地を踏んだだろう。最初は、歯磨きをする水すらペットボトルの水を使い、冷たい飲み物に氷が入っていたらそれは絶対に飲まなかった。 屋台の食事など何を言わんやだった。しかし、慣れとは恐ろしいものでここ最近…

クロントイ市場

バンコクには多くのマーケットがある。チャトウ・チャックチャック、タラート・ロットファイ・チャラダー、パッポンマーケット等はどちらかといえば観光客向けと言ってよいだろう。 数あるマーケットの中でも現地の日本人すら行った事が無いというかなりハー…

外国人社員と共に・・

今回のタイへの渡航の目的は、新入社員を迎える為である。 私たちの様な中小企業に日本の優れた若者を招くのはなかなか難しい。しかし、企業は人の成長なくして未来への継続は困難だ。日本の全ての若者がとは言わないが、企業の選択基準を給料が高く、休みが…

エネルギーを感じる

初めてタイのバンコクに来たのが2011年12月だった。あれから7年が過ぎ、バンコクを訪れるたびにその変遷を感じる。 当時は、驚くほどの数のバイクが街を走り回り、走っている車もボロボロの日本車だった。毎年、タイのバンコクを2〜3度訪れるが、そ…

カブトガニを食す

先ずは焼くのだ。 そして、頭の部分を剥がして中の卵と青マンゴー、人参、カシューナッツのサラダを絡めて食する。 カブトガニは、日本では天然記念物で当然食べる事は出来ないが、タイの南部では比較的良く食べられているらしい。 バンコクでは2000B(…

タイは日本より涼しい

タイに降り立つとあのタイ特有の臭いが鼻をつく。タイに来たな、と思う瞬間だ。空港の外へ出てみると思ったより暑くない。 あれれ・・・という感じだ。10月まではレインシーズンなのでスコールがくるとスーッと涼しくなる。 日中は30℃前後で、夜も26〜…

叱る、叱られる

昨年誕生した国際部は、私たちの企業のこれからを担う新しい部署だ。 2011年にドイツZ ieglerとの技術提携をかわきりに、イタリアのバッジオ・デル・ソルディ、同じくイタリアのスパッシアーニ、タイのチェース社と技術提携を進めてきた。 10年前には…

パワー・オブ・フォロー

『何らかの瞬間に自分の実力を超えてそれ以上の実力が出ていると感じることがある』 あるオリンピック選手の言葉である。その時は、本当に勝ちたいと想いが全身より湧き出ている時や、集中力が究極に高まっている時にパワー・オブ・フォローを感じるそうだ。…

想いの力

『人生は自分の想った通りになるよ』という言葉をいつも口癖のように言っていたのは、敬愛する経営者である。彼はもうこの世の人ではないが、多くのことを彼から学んだ。 実はこの言葉にはもうワンフレーズ付足される。『必ずやるとコミットメントしたら・・…

歴史は示唆を与える

私たちには素晴らしい教科書がある。それは歴史である。初等教育、中等教育、高等教育で歴史を学ぶが、その目的は年号を覚える事ではない。 原因があり、その結果が歴史である。現在という時間軸から過去を眺めれば、歴史が一本の線で繋がっている事に気づく…

認めるという事

仕組みがうまく機能しないのは、それを実行するのは人間だからである。その仕組みを実行させるためにプレッシャーを与えれば表面上は動くかもしれないが、それを継続することは難しい。 何故それを行うのか、理屈を伝える事も大切な事だ。そしてそれ以前に大…

推しはかり、切り込む

挨拶運動は、小中学校では良く見かける行事のひとつだ。 挨拶の『挨』はもともとは「推しはかる」という意味がある。また、『拶』は「強いて進む」という意味だ。推しはかり、前に進み出るというのが、実は仏教に端を発する言葉なのである。 挨拶をすること…

頑張りきれる習慣

いま目の前のことをたやすく諦めるのだろうか・・・それはそこだけで終息するのではない。 社会に出れば、仕事をやり切ることを求められる。このやり切る、という行動は社会に出て身につくものではない。 子どもの頃からの生活習慣が大きく影響するものだ。…

情熱は繋がって行く

石川県消防設備協会の会長をお引き受けして丁度一年が経った。 過日、五年半に渡り当協会の事務局を取り仕切ってくれていた中田局長が退任された。 同じく、点検推進指導員の松代指導員も同時に退任された。私たちの様な小さな規模の協会は事務局の事務能力…

想いと技術

『和風総本家』という番組がある。ここでは、その緻密で深い日本のものづくりを紹介してくれる。 世界中で使われている日本製品の中には、私たちが知らない物も数多くある。特に、まちの小さな工場の職人が生み出すそれは、何故こんなに使いやすいのか、性能…

想いを込める

この車両はどのような環境で使用されるのだろう。この地域はどのような消防戦術で火災に対峙しているのだろう。 そして、その為に、私たちはどの様に消防車づくりをしなければならないのか。 そこに私たちのものづくりの原点がある。深く考えて計画をする。…

標高差2200mを登る

黒戸尾根は、甲斐駒ヶ岳から北東に延々と伸びる稜線だ。登山口からの標高差は2,200mにも達し、日本三大急登のひとつである。 北アルプス三大急登に数えられる剣岳の早月尾根とどちらが厳しいのかとよく尋ねられるので、今回登ってみた。 チベット高気圧…

SNSの功罪

海の日に山岳遭難が多いのはシャレにならない。海の日を含むこの三連休は山岳遭難があいついた。 以前にも記したが、今ではSNSからほとんどの知りたい情報を得ることができる。ある意味で本当に便利な世界になったと思う。 しかし、一方ではその情報の信憑生…

暑い。。。

ともかく暑い。。 長時間運動を継続するには水分とナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムをバランスよく摂らねばならない。 ナトリウムが血中から不足すると痙攣の原因になる。したがって、真水だけではなく、梅干しのような塩分を意識して摂取し…

幸せは相対値なのだ

幸せは絶対値ではない。相対値だと思う。 何故なら、いまが幸せだと思えなくとも、それ以上の不幸を目にしたとき、自分は幸せだと気づくからだ。 その時の思考は、目の前の不幸に比べたら・・・となるはずだ。 確かに日常には腹が立つことも沢山あるだろう。…

外国人と働く時代

タイ国からフォンさんがやって来たのは、今週の火曜日だった。今回、私たちの企業で働くために、下見に日本にやって来た。 会社の雰囲気、働く内容、住む場所、自分がこれから一年間過ごす金沢の街並みなどを確認した。彼女はまだ25歳だ。タイでは、モンク…

人を大人とたらしめる教育の不在

新聞で『人を大人とたらしめる教育の不在』というコラムを見つけた。 改正民法が成立し、平成22年4月から成人年齢を18歳に引き下げることになる。世界の流れは18歳成人であり、自立と社会参加の必要性を求めた結果だ。 様々な問題点が議論された。選…