長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

学生時代にタイムスリップ

チューリッヒの街を歩いていて突然記憶が蘇った。学生の頃訪れたスイスチューリッヒ工科大学。 学生の自分にとっては、スイスの街並みも、大学の校舎も、そして学生たちも全てのものが新鮮に映った。また必ず訪れたいと強く思った。 仕事で世界を飛び回るイ…

ギーンゲンからチューリッヒへ

ディーラーミーティングのスケジュールを全て終了し、ZIEGLERの本拠地ギーンゲンに移動する。ここをもう何度訪れただろう。2010年に初めてギーンゲンの地を踏んで早7年の歳月が過ぎた。 翻れば本当に色んな事があったがいまでは良い思い出だ。国際部門…

ハイデンハイム2日目

ハイデンハイムでのミーティング2日目は先日に続き、プロダクツのプレゼンテーションとデモンストレーションだ。 ハイデンハイムの郊外にあるブレンツパークでデモンストレーションは行われた。デモンストレーションはお客様に製品の理解を深めていただく手…

ハイデンハイム1日目

ハイデンハイムの街の小高い丘にそのホテルはある。ホテルに隣接するコングレスセンターでディーラーミーティングが開催された。 ZIEGLERのこれからの戦略とそれにともなうニュージェネレーションプロダクツが発表された。市場からの声を反映させたそれらは…

ミュンヘンからハイデンハイムへ

ブリュッセルでのビジネストリップを終えて、ミュンヘン経由で次の目的地ハイデンハイムへ。ハイデンハイムは中世の香を色濃く残す静かな街並みだ。 今回はパートナーであるZieglerのディラーミーティング2018への参加が目的だ。世界50カ国から150…

ブリュッセル2日目

日曜日の朝、パートナー企業のメンバーがホテルまで迎えに来てくれた。 ブリュッセルから車で1時間ほどのところにブルージュはある。ブリュッセルの北西にあるこの街は、14世紀に建てられた市庁舎を始め中世の街並みを色濃く残している。 旧市街全体がユ…

ベルギーブリュッセル1日目

ブリュッセルはベルギーの連邦構成地域のひとつである。人口は100万人程だ。金融の街といて知られ、ロスチャイルド系ブリュッセルランバート本部を抱える。 ブリュッセル市はベルギーの憲法上首都ではあるが、ブリュッセル首都圏地域全体が首都としての機…

ベルギーブリュッセルへ

今回のビジネストリップは12日間という長旅だ。 羽田からロンドン・ヒースロー空港を経由してベルギーのブリュッセルへ。ここでは新しい消防機器の販売契約締結に出向く。 ユーロ圏はイギリスを除き大陸でつながっているため商圏が大きい。したがって日本…

知識と経験が認知能力を上げる

濡れた岩綾帯には思いもよらない罠が潜んでいる。乾いていればなんでもない所も一旦雨で濡れると恐ろしく滑る。 登山靴のソールとの摩擦力は限りなく小さくなるのだ。昨今、教えを請うている山岳ガイドは、刻々と変化する山の状況に恐ろしく慎重だ。 安全に…

シェークスピアの言葉

『世には幸も不幸もない。考え方しだいだ』 幸せには絶対値はない。相対値である。何かに比べ、誰かに比べて幸せと感じている。 自分自身が、なんて不幸なのだろうと考えても、自分がさらに不幸に直面した時、自分は幸せだったのだと思う。 目の前の現象が同…

忘れてはならない

大正12年(1923年)9月1日午前11時58分、相模湾で起こった関東地震は、この地震のマグニチュード 7.9を記録し、家屋の倒壊、火災、津波により東京を中心に死者・行方不明者は10万人を超えた。 建物の被害は全壊、半壊含め26万棟、火災に…

雨で散々大日三山

大日三山は飛騨山脈立山連峰から連なる大日尾根にある。登山ルートは立山室堂から室堂乗越、奥大日を経るルートと称名滝の登山口から大日平を経て尾根づたいに山頂に至るルートがある。 晴れていれば稜線から剱岳、弥陀ヶ原、立山を眺める事ができる。その眺…

ひとつの妥協は崩壊の始まり

ハード系のパンが美味しい、あるパン屋さんがある。自分としては柔らかいパンよりも酵母がきいたハード系でくるみなどのナッツが入っていれば言う事はない。 久しぶりにそのパン屋のイートインでくるみパンをコーヒーと一緒に頂いた。いつもと変わらない味を…

天狗平山荘

それは、立山室堂からバスで5分ほど下りたところに建っている。室堂の喧騒から離れ静かな佇まいに安らぎを感じるのは私だけではないだろう。 小さな山荘だが細かなところまで本当に行きとどいている。山小屋だけではなくこれまでとまったホテルと比べても清…

努力は本能ではない

本能にしたがって生きる事はそう難しいことではないのかも知れない。 しかし、組織や集団の中で生きる為には、それを押さえ、我慢しなければならないこともある。 挨拶をする、汚れていればきれいにする、ゴミが落ちていれば拾う、困っている人を見かけたら…

大事の前の小事

その企業がどのような仕事をするのか、大きな部分に目を奪われるのではなく、工場内の整理整頓、トイレの清潔さ、洗面所の清掃の有無などをみれば良い。 細かなところに気を配っている企業はサービスの質も作り上げられる製品も間違いなく優れている。 ゴミ…

ようこそケイティ!

毎年8月は、国際ロータリーの交換学生がやって来る時期だ。交換学生なので双方で学生をお互いに留学させる仕組みだ。 ケイティは17歳の高校二年生の女性だ。韓国の仁川国際空港経由で小松空港にやって来た。今回、彼女をホストするホストファミリー四家族…

別山岩綾で登攀訓練

立山、剣岳周辺には多くのバリエーションルートが存在する。別山岩綾はその中のひとつで、登攀訓練には最適だ。 このルートではマルチピッチクライミングの訓練を行う。先ずは支点の構築だ。支点構築はクライミングで命を預ける重要なポイントだ。 ロックク…

仕事の範囲を勝手に決める

掛かってきた電話に出るのは管理部のアシスタントの女性だ。3コール以内に取るのが原則でそれは大体出来ている。 しかし、彼女たちが電話を取れない場合はすぐさま他の社員が電話を取る事が正しいが、これがなかなか出来ていないように思う。このおかしな現…

剱岳の高さを変えた男

剣岳はこれまで二回標高が変わっている。明治40年測量官の柴崎芳太郎は周辺の山々の三等三角網の測量によって山頂の独立標高点を2,998.02 mと計算した。 その後、昭和5年地上写真測量で3,003 mとされた。そして、昭和43年航空写真測量で2,998 mとなり、さ…

ストラクチャーを考える

お盆の間、自動車工学、構造力学の本をこねくり回し、何とかGFRPストラクチャーの基本構造を予測した。 やはり、モノコック構造、壁式構造ではなくセミモノコック構造であると結論付けた。メインフレームに位置付けられるストリンガー、クロスメンバー、環状…

GFRPストラクチャー見参!

昨年から準備していたGFRPモノコックストラクチャを採用した分団車両第一号(ノンタンクタイプ)が金沢市消防団に納車された。 私たちは消防団車両の在り方を議論し、これからの分団車両のあるべき姿をイメージし計画してきた。その思想は『Form follows fan…

受けた恩は石に刻み、かけた情けは水に流す

スーパーボランティア尾畠氏がテレビを賑わしている。ボランティアは自己完結型でなくてはならい、など彼のボランティアに対する哲学は一過言を持っている。 『受けた恩は石に刻み、かけた情けは水に流す』彼が言った言葉だが、これは『懸情流水 受恩刻石』…

誇り高き武士道

昭和17年3月2日、ジャワ海北西海域で連合軍と日本海軍が戦い、二隻のイギリス海軍艦艇が撃沈され、450名のイギリス兵が漂流した。 それを、日本海軍駆逐艦『雷』が発見し、420名のイギリス兵を救助した事実がある。雷の艦長の名は工藤俊作と言った…

意味がないのではない

『そんなこと意味がない』『意味が分からない』・・たまに社内で耳にする言葉だ。特にマネージャークラスがこの言葉を発するのはいただけない。 意味がない、意味が分からないという前に意味を理解しようする姿勢が、意味のないと思っている事を、意味のある…

敗戦の日

メディアが一斉に報道しているのは今日が終戦の日だということだ。 日本国は、8月14日にポツダム宣言を受諾し、8月15日に玉音放送で降伏を国民に伝えた。そして、9月2日に降伏文章に調印したのである。従って世界的には、終戦の日とされているのは9…

湯俣の噴湯丘

湯俣温泉は、高瀬ダムから10kmの道のりをダム沿いに歩いて行くか、裏銀座縦走路を竹村新道から下降することで行くことができる秘湯だ。 高瀬川の上流、湯俣川と水俣川の合流点にある。標高は1534mである。竹村新道を下ると途中で硫黄の臭いが鼻をつく…

雨の裏銀座縦走路

『重い荷物を背負って硬い山靴を履いて長距離を歩け』と山を始めた時、山の師匠に幾度となく言われた。 昨今はUL(ウルトラライト)と言われ登山用品は本当に軽くなった。単に軽いだけではなく、必要な強度も併せ持つ必要がある。 ふた昔前は、ザックだけで…

のんじゃえのジンギスカン

白馬岳方面に来ると必ず立ち寄るお店がある。 知る人ぞ知る『のんじゃえ』というお店だ。宿の予約が遅くなったことから夕食の準備が出来ないと言われ、宿に紹介してもらったお店だ。 このお店のジンギスカンは北海道で食べたそれよりも美味しい。まあ嗜好品…

山の日

2016年8月11日に制定された山の日は今年で3年目を迎えた。今年はお盆も含めると6連休のところもあるのだろう。 昨今の登山ブームから多分山は人で溢れかえっているのでは無いだろうか。登山専門誌やSNSにより、様々なルートが紹介されているため容…